今年で34回目になる「いややねんせんそう！こどもまつり2021」が10月23日（土）、御幸森第2公園（大阪市生野区）で開催された。

コロナ禍の余波や御幸森小学校の廃校など地域環境の変化で参加状況が心配されたが、ふたを開けると区内のさまざまな地域から、例年以上にたくさんの子どもたちが集まった。また毎年この行事を楽しみにしている地域の高齢者や、親子連れの参加などもあり、老若男女がつどう盛大なまつりになった。

オープニングのエイサー、アジアハウスの子どもたちの合唱、久しぶりの紙芝居、子ども自主参加ののど自慢大会など多彩な演目が披露され、随所に盛り上がりを見せる中、最高潮だったのはリンボーダンス。コロナ感染予防に最大限気をつけてもちょっと心配になるほどの長蛇の列ができ、放っておくと何時間でもやりそうなくらい、子どもたちの熱がはじけ飛んだ。

そして最後のおやじバンドの歌がアップテンポになると、それまで椅子に座っていた高齢者たちが踊りだし、その歳を忘れた元気ぶりは、まつりの終了まで収まらなかった。

地域の人々の元気が集まる場である「いやせん」。平和を願う気持ちをさらに広げながら、来年も再来年も続いていきそうです。