韓統連大阪からのごあいさつ

韓統連大阪本部
代表委員
金隆司(キム・ユンサ)

夢を現実に

旧年中、韓統連大阪本部にご支援、ご協力をいただきましたすべての皆さんに、あらためて感謝を申し上げ、新年の挨拶を送ります。

●平和と統一の流れは止まることなく

昨年は新型コロナウイルスが世界的に大流行し、人の往来や接触が大きく制限されました。景気の大幅悪化のしわ寄せは弱者に集中し、格差が拡大し、貧困がより深刻化しています。

100年前に大流行したスペイン風邪では、世界の人口(当時18億人)の3分の1が感染し、5000万人以上が死亡したと言われています。当時、植民地であった朝鮮では総人口1670万人のうち44%の742万人が感染し、14万人が死亡、日本人も15万9916人が感染して1297人の死亡が朝鮮総督府統計年鑑に集計されています。朝鮮人の致死率は1.9%で日本人(0.7%)の倍以上でした。そのような状況下で3・1独立運動が全国に拡大したというのは改めて驚きです。

コロナ禍でも朝鮮半島の平和と統一への流れは止まる事はありません。

韓国では昨年12月に「権力機関改革3法」が公布されました。「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)設置改正法案」により、政府高官や検察の不正を捜査する独立機関が発足し、絶大な権力を持ち「聖域」とされていた検察の改革がようやく第一歩を踏み出しました。「警察法改正案」「国家情報院(国情院)改正法案」により、スパイ活動の捜査を行う「対共捜査権」は3年後に国情院から警察に移管され、それまでは国情院の捜査はすべて警察と合同で行われる事になりました。また北へのビラ散布禁止法も可決され、「国家保安法改正法案」も国会に上程されました。

昨年末の韓国の民主改革の前進は今年、朝鮮半島の平和・統一への大きな弾みとなるでしょう。

●歴史の主役は私達

1月末、米国大統領にバイデン前副大統領が就任します。米新政権がどのような朝鮮半島政策をとるのか気になるところですが、過去の経過を冷静に総括するならば、北が提案する「行動対行動による段階的非核化」案を受け入れ、対話による解決の道を選ばざるを得ないでしょう。

北では1月初めに第8回労働党大会が予定され、「2021年の活動方向を含む新しい国家経済発展5カ年計画」が発表される予定です。金正恩委員長も最高指導者となって10年目、米国との対外関係の打開に向けた正面突破政策が注目されます。

南ではキャンドル革命で誕生した文在寅政権が就任5年目を迎え「積弊清算」の正念場の年となります。来年4月には大統領選挙も予定されています。

時代は常に動き、歴史は変化し、発展しています。その主役は私達民衆です。

「一人で見る夢は夢でしかない。しかし、誰かと見る夢は現実だ」という言葉があります。

今年も皆さんと一緒に朝鮮半島の平和と統一の夢をたくさん見て、皆さんとともに夢を現実にしていきたいと思います。 新年が皆さんにとって幸多い年になることを祈願し、新年のあいさつとします。