韓統連大阪で取り組んだ活動
日朝市民連帯・大阪主催9・16大阪集会:日朝ピョンヤン宣言から20周年を迎え康宗憲代表が講演
【2022/09/16】
日朝ピョンヤン宣言発表から20年を迎え、日朝市民連帯・大阪の主催で「日朝ピョンヤン宣言から20年 日朝国交正常化の早期実現を求める大阪集会」が9月16日(金)、エルおおさか(大阪市中央区)で開かれた。
集会では、日朝市民連帯・大阪共同代表の大野進さんが主催者挨拶を行い「日朝ピョンヤン宣言が発表されて20年が経過するが、そのほとんどが実現されていない。とても重要な宣言なので必ず実現させよう」と語った。
次に「日朝関係の現状と課題について」をテーマに、韓国問題研究所代表の康宗憲(カン・ジョンホン)さんが講演を行った。康代表は講演を通じ最近の朝鮮半島情勢について「朝鮮では“制裁の解除”から“制裁との共存(自力更生・自給自足)”へと政策を転換させ、国内経済は安定している」と指摘するとともに、尹錫悦政権について「北を主敵と見なし、親米・親日政策が基本」と解説した。
そして「日朝ピョンヤン宣言は根本問題(植民地支配の歴史清算)と懸案問題(日本の安全保障)の同時推進が核心だ」と述べ、自らの獄中体験を振り返りながら「粘り強く運動を進めれば、必ず日朝国交正常化は実現できる」と語った。
講演終了後は、岸田首相宛の要請文が確認され、最後に日朝市民連帯・大阪共同代表の長崎由美子さんが閉会挨拶を行い、集会は終了した。