韓統連大阪本部主催による今年2回目の韓統連セミナー「尹政権の対北政策と公安政局～時代の逆行を許してはならない～」が6月11日（日）、KCC会館（大阪市生野区）で開かれた。

セミナーでは、金隆司（キム・ユンサ）大阪本部代表委員が主催者挨拶を通じ「尹錫悦政権が発足して1年が経ちます。しかし韓国の民主化は崩壊し、南北関係は停滞したままです。今日のセミナーでは尹政権の対北政策などについて認識を共有しましょう」と語った。

次に、金昌五（キム・チャンオ）大阪本部副代表委員が「戦争の危機を克服して、平和と繁栄の時代を切り開こう」をテーマに報告を行った。

金副代表は報告冒頭「最近の情勢変化をふまえ、セミナーの題名とは違う内容にしました」と述べ、尹政権の対米・対日関係について報告を行い「尹錫悦政権の対日屈辱外交により、米国が目指す韓米日軍事同盟の確立が進められ、韓国と日本は対朝鮮・中国・ロシア包囲網の先兵隊の役割を担っている」と語った。

そして「昨年から韓米合同軍事演習が再開される中、朝鮮は“強対強、善対善”の政策により軍事的対応を強化している。高まる戦争の危機を回避するためには、韓米合同軍事演習の中止と停戦協定を平和協定に変えることだ」と強調した。

報告後は質疑討論と今後の行事予定が紹介され、最後に金昌範（キム・チャンボム）大阪本部副代表委員が閉会挨拶を行った。