9月17日（日）に開かれる第28回統一マダン生野のプレ企画として、第28回統一マダン生野実行委員会の主催で「朝鮮半島とアジアの平和を考えるつどい」が8月27日（日）、クレオ大阪中央セミナーホール（大阪市天王寺区）で開かれた。

つどいでは、金昌範（キム・チャンボム）実行委員長が主催者挨拶とプレゼンを通じ、朝鮮戦争の始まりから停戦協定締結に至る経過を解説しながら、平和協定に変える意味について「朝鮮戦争を完全に終わらせるための公式な約束」と語った。

次に、金隆司韓統連大阪本部代表委員から7月22日にソウルで開かれた「停戦70年朝鮮半島平和大会」の報告と、共に参加した中山茂さんから感想が述べられ、活動の成果を共有した。

続いて、康宗憲（カン・ジョンホン）韓国問題研究所代表が「朝鮮半島の戦争と平和」をテーマに講演を行った。康宗憲氏は講演を通じ、歴代の米国政府に共通する朝鮮への敵視政策について、▲韓国軍の作戦指揮権を掌握し、朝鮮の軍事制圧を目的とする韓米合同軍事演習の定例化、▲朝鮮の体制崩壊・政権交代を圧迫するための手段としての経済制裁などを指摘し「朝鮮の核兵器、弾道ミサイル開発は朝米敵対関係の産物」と語った。

そして「朝鮮戦争の平和協定を結ばなければ朝鮮半島の平和、東アジアの平和は実現しない」と述べ、「韓国及び日本における平和運動が重要だ」と主張した。

講演後は質疑応答と金昌範実行委員長から第28回統一マダン生野の紹介が行われた。