韓統連大阪本部第17期定期総会が4月21日（日）、KCC会館（大阪市生野区）で開催された。総会では民衆儀礼の後、金隆司（キム・ユンサ）大阪本部代表委員が代表委員挨拶を通じ「今日の総会は、この間の活動の成果を土台に第17期大阪本部の基本方針などを確認するとともに、新執行部を選出する大切な総会です。会員の皆さんと討論を深めながら、良い総会としていきましょう」と語った。

次に、宋世一（ソン・セイル）韓統連中央本部委員長が挨拶を行い「先日の総選挙結果は、国民が尹錫悦政権に厳しい審判を下した。今後の尹政権退陣闘争では韓統連大阪本部の役割が非常に大きい。これからも力強く闘っていこう」と語った。

続いて、李哲（イ・チョル）在日韓国良心囚同友会代表から連帯挨拶が行われた後、議案審議に入り、2023年事業総括案及び決算報告、第17期大阪本部基本方針案と当面の事業日程、予算案が一括提案され、質疑討論を経て採択された。

そして任員改選が行われ、新たに金昌範（キム・チャンボム）代表委員、孫啓榮（ソン・ゲヨン）副代表委員、夫義澤（プ・ウィテク）監査が選出され、崔誠一（チェ・ソンイル）事務局長が指名されるとともに、李鉄（イ・チョル）常任顧問、金隆司顧問、金昌五顧問が推戴された。

金昌範新代表委員は就任挨拶で「私は皆さんと共に共有したい組織と運動の考えは二つあります。一つは、今ある組織と人をより有効に活かしながら組織の力を強くすること。もう一つは、統一という課題とあらためてまっすぐに向き合う作業を行うことです。これから、この時代を皆さんとともに歩んでいけることを光栄に思います」と抱負が語られ、最後に趙暎和（チョ・ヨンファ）韓青大阪本部委員長、車有悟（チャ・ユオ）韓統連大阪本部文教部員から決意表明が行われた。

総会後、会員及び地域同胞、日本の連帯勢力が参加する中「連帯の夕べ」が開かれた。

夕べは1部・2部形式で進行され、1部では金隆司顧問が主催者挨拶を行った後、宋世一委員長が記念講演を行った。宋委員長は講演を通じ「今、世界は米国の一極支配から多極化へと進んでいる。このような米国の没落の要因は▲米国が戦争国家であること。▲ドルの破綻。▲米国内における民主主義が破綻していることにある」と指摘し、「このような没落を回避するために米国は韓国・日本などの同盟国との関係強化を図りながら、新冷戦覇権政策をとっている」と語った。

そして「私たちは朝鮮半島で絶対に戦争を起こしてはならない。そのためには韓国に自主的民主政府を樹立しなければならない。米国に追従する尹錫悦政権を早期に退陣させよう」と訴えた。

記念講演後の第2部では、食事を交えながら日頃から連帯関係にある各団体代表からのスピーチをはじめ文化発表、功労者表彰、金昌範代表委員から新執行部の紹介が行われ、最後に孫啓榮副代表委員が閉会挨拶を行った。