韓統連大阪で取り組んだ活動

韓統連セミナー「平和協定とは何か」:
報告と活発な質疑討論を通じて、平和協定実現の重要性を確認

【2020/09/13】

今年2回目の韓統連セミナー2020は「統一のための練習問題」という3回シリーズの1回目として、「平和協定とは何か」というタイトルで9月13日(日)、KCC会館で開かれた。

セミナーは、金隆司大阪本部代表委員の主催者挨拶の後、報告者である金昌範大阪本部文教部長から、今回のセミナーの意義目的として「今日の朝鮮半島情勢理解に役立てる」「再び朝鮮半島を戦場にさせないという意志を共有する」「朝鮮半島の平和確立の方途について考えるきっかけにする」の3点が提示されたうえで本題の報告に入った。

報告の最初に「朝鮮戦争の真実」と題し、朝鮮戦争(1950.6.25~1953.7.27)が起こったその背景及びその実相について、客観資料を用いて克明に報告された。続いて「休戦協定-その性格と限界」「平和協定実現のために-民族力量と国際社会」というテーマ順に、平和協定にまつわる歴史が報告された。報告の終盤では、特に「板門店宣言」に始まった2018年の流れの中で示された南北の自主的な動きが、朝鮮半島の平和確立への新たな段階を作り出したことが強調された。

質疑応答では多くの質問が出された。報告者が語った自らの意見「国連における平和協定締結決議採択実現のための運動」という提案に対して、具体的な方法を追求する質問があったり、朝鮮戦争時の米国による原爆投下危機に際し、当時の日本の厳しい情勢の中でも在日同胞が果敢に闘い、国際的に連帯したときの熱い思いが、当時の体験者から語られたりするなど、今回扱ったテーマに対する参加者の関心の強さを象徴するような場面もあった。

そして最後に金昌五韓統連大阪本部副代表委員の閉会挨拶によって、希望的な雰囲気の中終了した。

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