韓統連大阪で取り組んだ活動

韓統連セミナー「朝米関係と核問題」:
朝鮮半島の核問題、文在寅政権が米国に頼らず、自主的立場の堅持を!

【2020/11/15】

韓統連セミナー2020は、シリーズ「統一のための練習問題」の2回目が11月15日(日)、KCC会館(大阪市生野区)で開かれた。

金隆司韓統連大阪本部代表委員の主催者挨拶の後、金昌範(キム・チャンボム)韓統連大阪本部副代表から「朝米関係と核問題」というタイトルでの報告が行われた。

報告の冒頭では、世界の核兵器開発の歴史に触れ、第2次世界大戦時に米国やドイツなどの参戦国とともに、日本も核兵器開発に動いた史実を指して、「日本政府がそうした歴史に蓋をしたまま“唯一の被爆国”をことさら強調するのは欺瞞だ」と指摘した。

続いて「朝鮮半島の核問題のはじまり」「米国の核戦略の背景ーNPT体制とは」「朝鮮の非核・平和への道VS米国の干渉・圧迫」というテーマ順に核問題にまつわる歴史が報告された。その中では、朝鮮が90年代初頭まで、国際社会との間で非核平和に向けた関係づくりに努力したが、米国の核軍事圧力と脅迫がますます強まったがゆえ、やがて自ら核軍事力の保持と強化へと動いた流れが語られた。

報告の終盤では朝鮮半島の非核化への決意を示した「板門店宣言」の履行が、ウリナラ(祖国)の核問題を大きく解決へと向かわしめるものであり、また、その履行を米国が干渉・妨害している事実にも触れたうえで「核問題を含め朝鮮半島問題は、南北の当事者が解決できる主役である」として、とりわけ韓国の役割の重要性が強調された。

報告後は質疑応答が行われ、最後の金昌五(キム・チャンオ)韓統連大阪本部副代表委員の閉会挨拶によって、あらためて韓統連セミナーの意義が整理され、セミナーは終了した。

この記事をSNSでシェア!