2021年 7月 20日 / 未分類
【民衆の声 2021/7/21】
セウォル号惨事檀園高校生存学生38人は20日、「セウォル号惨事檀園高等学校生存学生は、光化門セウォル号惨事記憶空間撤去に反対します」という声明を発表した。
この声明で生存学生たちは「光化門広場セウォル号記憶空間は、惨事直後から遺族とセウォル号惨事を忘れないで記憶した市民が昼夜を通して共にし、作って、守ってきた空間であり、その空間がおかげでセウォル号惨事と犠牲者、そして私たちの友達を忘れないで記憶する多くの方々がおられた。その方のおかげで生存者である私どもは大きい力勇気を得ることができた」と明らかにした。
また「その空間を通じて生命・安全・真実が私たちの社会で優先されなければならないという事実、国民の生命・安全を守り、真実・正義を明らかにして、このようなことが繰り返されないように多くの国民が確認することができた」と強調した。
一方、ソウル市は最近、4・16セウォル号惨事家族協議会に7月26日、光化門にあるセウォル号記憶空間を完全に撤去すると通知した。家族協議会は光化門の工事期間中、臨時に移転して工事終了後、光化門広場再構造化の趣旨に合うよう位置を十分に協議して再設置しようと要請した。しかし、ソウル市は石碑と植樹以外はできないと要請を断ったと伝えられた。
現在の光化門に設置されたセウォル号記憶空間は、「4・16セウォル号惨事被害救済および支援などのための特別法第36条と「ソウル特別市4・16セウォル号惨事犠牲者追慕および安全社会のための条例第5条」に基づいて設置された。
特別法には「国家などは、4・16セウォル号惨事犠牲者の追慕と海上安全事故予防教育のために追慕公園造成、追慕記念館建設、追悼碑建設などの事業を施行しなければならない。ただし、国家は地方自治体が事業を施行する場合には、これを支援しなければならない」と明示している。またソウル市条例には「市長は犠牲者追慕と安全社会のために‘犠牲者を追慕するための空間造成’等の事業を施行することができる」と規定している。