2022年 11月 22日 / 未分類
【民衆の声 2022/11/22】
梨泰院惨事遺族と民主社会のための弁護士の集い「10・29惨事」真相究明及び法律支援TFは22日、民弁大会議室で記者会見を開き、6つの要求事項を発表した。
要求事項は遺族の意志を集めて作成したもので、現段階で最小限の要求を盛り込んだと民弁は明らかにした。
この日、記者会見には遺族が直接参加し、惨事以後の心境と政府に望む事項を明らかにした。一部の遺族は犠牲になった子どもたちの写真を直接公開した。
下記は遺族たちの6項目の要求事項。
1 誠実な謝罪
政府は「10・29梨泰院惨事」の責任が梨泰院を訪問した人々にあるのではなく、政府、地方自治体、警察にあるという立場を明確に明らかにし、遺族、生存者をはじめ惨事のすべての被害者に誠実な謝罪をしなければならない。
憲法上、生命と安全を確保する義務を持つ大統領は、早急に惨事のすべての被害者に誠意ある謝罪を行い、責任ある後続措置を約束しなければならい。
2 聖域のない、厳格で徹底した責任究明
政府はすべての方法を動員して「10・29梨泰院惨事」を防止しなければならないすべての責任者を調査し、最も厳しい責任を問わなければならない。さらに惨事に対する責任を回避しようとしたり、偽の釈明をした者たちを厳重に問責しなければならない。
3. 被害者の参加を保証する真相及び責任究明
政府は「10・29梨泰院惨事」の真相を徹底的に究明する一方、遺族、生存者を含む被害者に現在行われている真相及び責任究明の経過を透明に説明しなければならない。
さらに真相究明の過程で遺族の意見が反映されるよう参加できる手続きを設けなければならない。被害者が納得することができる真相及び責任究明がなされなければならない。惨事当時だけでなく、惨事以前、惨事以後までの真相と責任がすべて解明されなければならない。
4 惨事被害者の疎通保障、人道的措置など積極的な支援
政府は遺族、生存者を含む惨事のすべての被害者が互いに疎通し、悲しみを共有する機会と空間を確保しなければならない。
惨事以後、被害者が経験しているトラウマと各種困難を放置してはならない。政府は被害者と積極的に疎通をとり、被害者に必要な事項を確認し、直ちに関連措置を取らなければならない。
5 犠牲者に対する完全な記憶と追悼のための積極的な措置
政府は惨事被害者に対する完全な記憶と社会的追悼のために、追悼施設の用意など必要な措置を取らなければならない。政府は公開を希望する遺族の意思を確認し、遺族の意思に従って公開が可能な犠牲者の名前を完全な記憶と追慕のために公開しなければならない。
さらに空虚で形式的な哀悼ではなく、惨事の再発防止と社会的追悼のための政府の公的措置が必要である。遺族と協議し、犠牲者の名誉回復、記憶と追慕のための対策を早急に用意しなければならない。
6. 2次加害を防止するための立場表明と具体的な対策の用意
政府は無分別に発生している2次加害を黙認してはならない。政府は惨事が彼らの責任ではなく、政府の責任であることを明確にし、犠牲者に対する2次加害に反対するという正式な立場を表明しなければならない。 これと同時に、2次加害を防止するための具体的な対策を設けなければならない。