2017年 6月 29日 / 国内
【民衆の声 2017/6/29】
全国の学校の非正規職労働者が29日から30日までのゼネストに突入した。
学校給食と特殊教育などに従事する非正規職38万人余り中、5万余名が全国学校非正規職労働組合に加入している。労組によれば、この中で2万余名が初日のストに参加する。全国で学校給食などに不便が発生しているが、例年とは違い「スト権を認めなければならない」という反応が各地で感知されている。
教育部は全国11518の小・中・高のうち、3150ヶ所で仕事をする非正規職労働者1万4千人余りがストに参加すると明らかにした。ストに参加した学校の中で給食が中断される学校は1926ヶ所だ。
労組によれば、学校非正規職労働組合は先月から今月23日まで進行された争議行為賛否投票の結果、参加者の89%が争議行為に賛成したと明らかにした。争議権を合法的に取得した労組は初日である29日には各地域教育庁前でゼネスト集会を進め、30日にはソウル光化門広場で全体組合員が集まって非正規職撤廃などを促す予定だ。
政府統計によれば、公共部門非正規職労働者約70万人中、35万人、約50%が学校非正規職だ。学校で仕事をする労働者10人中、4人は非正規職だ。
今年のストは例年と違い、労働者のスト権を認めなければならないという雰囲気が熟している。江原道にある小学校は去る23日、校長名義の家庭通信文を送り「しばらく不便になるが、不便と考えるよりは、一緒に暮らしている誰かの権利を守ることで、それが結局、私たちのためのことであると考えてみる契機になったらと思います」と書かれていた。
地域保護者団体と市民社会団体でも相次いだスト支持宣言が出てきている。教育希望慶南父母会は去る27日記者会見を開き「安全な雇用が保障されてこそ、私たちの子どもたちが幸せだ」とし、「29~30日予告された学校非正規職連帯のゼネストを支持する」と明らかにした