2018年 1月 16日 / 国内
【聯合ニュース 2018/1/16】
平昌冬季オリンピック開幕を控えて、北朝鮮のオリンピック参加を議論するための会談が続いている。
南北は高位級会談(9日)と芸術団派遣のための実務接触(15日)に続き、17日には板門店で次官級「平昌実務会談」を開く。
わずか10日もならない期間に開く3回目の南北会談で、南北はここで議論された結果に基づき20日、スイスで国際オリンピック委員会(IOC)と会って北朝鮮の平昌オリンピック参加に対する協議を終えるという計画だ。
あわせて早ければ今月末には南北軍事当局会談が開催される。ここでは平昌オリンピックに参加する北朝鮮代表団の安全な陸路通行を保障するための軍当局間議論が進められる可能性が大きい。
このように進むならば、高位級会談で2年1ヶ月の断絶状態を清算した南北が、軍事当局会談まで1ヶ月もみたない期間に合計5回の会談を相次いで開催するわけだ。
まず17日、板門店南側平和の家で開かれる南北次官級実務会談では、北朝鮮の平昌オリンピック参加と関連した南北間議論が終えられると予想される。
北朝鮮訪問団の訪問経路・滞在費負担・開幕式合同入場の有無、女子アイスホッケー統一チーム構成など、芸術団派遣を除いた全てのイシューが議論されると予想される。
特に北朝鮮が派遣する高位級代表団と選手団・応援団・芸術団・テコンドー模範競技団など400~500人規模の訪問団が、どんな経路で入ってくるのか関心だ。わが政府は象徴性を考慮して陸路訪問を希望すると伝えられた。
南北が実務会談で先に議論して、IOCと最終協議しなければならないイシューも多い。
開幕式合同入場・統一チーム構成・朝鮮半島の旗使用の有無、北朝鮮選手団規模及び名称などは南北実務会談調整を経て20日、IOCとの議論で最終確定するものと見られる。
これと関連して、ト・ジョンファン文化体育観光部長官は、前日国会に出席して「現在、議論が進行中だが、開幕式の合同入場が合意すれば、韓半島の旗を持つことになる」と話した。
北朝鮮訪問団の滞在費負担も決めなければならない。選手団滞在費はIOCが、残りの訪問団の滞在費は韓国側が負担する方向で議論が進められる可能性が大きい。
北朝鮮の平昌オリンピック参加団の規模などが具体的に決まった後、軍事当局会談が続く展望だ。高位級会談で開催が合意した軍事当局会談は、北朝鮮の平昌冬季オリンピック参加支援にひとまず焦点が合わされると予想される。
国防部当局者は去る12日「北朝鮮のオリンピック参加規模、(南に来る)通行所要などがまだ決まらなかった。形が整えば、それに伴い後続措置をするだろう」と話した。このような説明は事実上、北側代表団の陸路訪問を念頭に置いたと解釈される。南北間軍事境界線を越えて、陸路で行き来するには軍当局の協力が必要なためだ。