2018年 6月 20日 / 統一運動
【民衆の声 2018/6/20】
6・15南側委員会代表団が20~23日、ピョンヤンで開催される6・15民族共同委員会南北海外委員長会議に参加するために20日、出国した。
6・15南側委は9年ぶりにピョンヤンを訪問することになった。しかし、統一部が北朝鮮訪問を申請した20人の代表団のうち5人を不許可にした。
統一部は「北朝鮮訪問目的、行事性格、関係機関協議、南北関係に及ぼす影響を総合的に考慮」したと明らかにしたが、具体的な不許可理由は提示されていない。不許可対象者の中には朴槿恵政権時代の2015年、南北共同行事次元で4回も開城を訪問した人士もいた。
6・15南側委員会の李チャンボク常任代表議長は20日午前、仁川空港で出国声明を通じて「意味深い会議に不当な選別排除で冷水を浴びせた統一部の処置に対して、遺憾の意を表わす。(選別排除は)各界交流と往来、対話と協力を拡大するという板門店宣言の合意の面目を失った措置だ」と批判した。
また「明確な根拠もなく、一貫性もなしに’裁量権’という名のもと、民間統一運動を思いのままにしようとする政府の態度は、過去の積弊政権の旧態をそのままにしている」とし、「キャンドル時代には、全く通用しないこと」と糾弾した。
ただし、6・15南側委員会は今回の会議が持つ意味、海外側代表団がすでにピョンヤンで待っているという点などを考慮して、会議には参加することにした。
李議長は「不当な選別排除で今回の会議を延期することも検討したが、非常に早く韓半島情勢が変化している時期に、各界交流・協力と民間統一運動に対する議論は必要だという点、海外側代表団がピョンヤンに到着しているという点などを考慮して、今回の会議には参加することにした」と話した。
李議長は「今回の会議を通じて、各界が共にしていく具体的な共同実践を模索しようと思う」と述べ、▲板門店宣言履行に関する6・15民族共同委員会の役割と課題、▲8・15、10・4、3・1節100周年などを契機とした民族共同行事、▲各界分野別交流協力などを討論する予定だと明らかにした。