2017年 6月 16日 / 統一運動
【民プラス 2017/6/15】
6・15南側委員会が15日、ソウル プレスセンター国際会議場で「再び!6・15 対話の道を開き、韓半島に和解と平和を!」というスローガンのもと、6・15共同宣言発表17周年記念式を開催した。
李チャンボク常任代表議長は記念演説で「キャンドル抗争の土台の上に新政府が発足して迎える初めての6・15という点で、南北海外同胞が一ヶ所に集まることになるだろうという期待が高かったが、残念なことに今日、私たちは南と北・海外それぞれで大会を開催している」と述べ、文在寅政府に「南北関係の新しい転換を成し遂げるために、もう少し果敢で積極的に行動しなければならない」と強調、「文在寅政府が前政府の陰から一日も早く抜け出し、キャンドル抗争の熱気と積弊清算と社会大改革の熱望を込めて、南北当局間全面的な対話と関係改善の道に進まなければならない」と訴えた。
李議長はまた「もうすぐ韓米首脳会談だ。文在寅政府に韓半島の当事者として南北関係改善と韓半島の平和実現の大原則を堂々と明らかにして、南北関係の進展をテコにして、平和を先導するという原則のもと、いかなる国際的環境にも揺れることなく、南北関係回復と平和協力の道を継続するという立場を確かに明らかにすることを期待する」と明らかにした。
6・15南側委員会は、この日発表した対国民アピール文で「昨年、南と北・海外は、祖国の平和と統一、南北関係発展のための全民族大会の開催を合意した」とし、「南北関係の回復努力から始めて、早期に全民族が韓半島の平和、統一問題を論議するため、一ヶ所で顔を合わすことができるよう政府当局と政党・団体・各界各層の呼応と参加を訴える」と明らかにした。
2017年 6月 12日 / 統一運動
南北関係改善と民間交流再開の道を、屈することなく歩いていきます
【民族通信HP 2017/6/10】
今日、6・15南側委員会は非常に残念な気持ちで、6・15共同宣言発表17周年民族共同行事のピョンヤン開催が難しくなったことをお伝えします。
朴槿恵政府の対北断絶と制裁政策が明確に失敗とあらわれた現実の前で、私たちは一日も早く民間交流を再開させ、南北関係改善の道を準備しようと、新政府で初めての6・15民族共同行事を成功させるために努力を傾けてきました。また新政府が民間領域での統一参加、積極的な交流拡大などをすでに公約したこともあり、その延長線で南北民間交流の象徴となっている6・15共同行事が、9年ぶりに成し遂げられるとの各界の期待が少なくなかったのは事実です。
しかし、行事をわずか数日先に控えた今日まで、政府は6・15共同行事に対して立場を明確にしていません。6・15共同行事の成功の有無は、手続きや招請状などの実務書類ではなく、6・15共同宣言を記念する民族共同の行事を政府が保障するのか否かが核心問題です。
政府次元の対話再開問題は、いろいろな政治的意味合いが避けられないということを理解しますが、民間の出会いと交流だけは、その独自性が尊重され、保障されなければなりません。民間交流に対して「国際制裁を傷つけない枠組み内で」という条件を付けるのは適切ではありません。
初めから民間交流は政府制裁の対象ではなく、民間交流が南北関係発展に責任ある主体として、どのように役割を果たすのかは政府が判断して決めるのではなく、交流主導者の責務に属することです。
私たちは政府と十分な協議を通じて、6・15共同行事を推進しようと継続的に努力しましたが、政府がまだ6・15共同行事の保障に対する明らかな立場を提示しないでいるのは真に遺憾で残念なことです。私たちは現在のいろいろな物理的、政治的状況を勘案して、6・15共同行事をそれぞれ分散して開催しようと思います。
キャンドル抗争の土台の上に新しく誕生した文在寅政府は、6・15共同宣言をはじめ南北間合意の履行意志をより積極的に、具体的行動で表わしてこそ当然です。
南北関係の発展がなければ、北が持つ脅威意識も解消されにくく、制裁と圧迫強化では核問題をはじめ韓半島の平和問題も根本的解決が難しいということは自明です。私たちは新政府が南北関係の進展で平和を先導するという原則のもと、いかなる国際的環境にも揺れることなく、果敢に南北対話と関係改善の出口を開き、大胆に平和協力の道を歩いていくことを要求します。
今回の6・15共同行事成功のために共に努力された多くの方々、そして南北関係改善と民間交流の再開に向けた各界の関心と声援に感謝を申しあげます。
今年、6・15共同行事は分散開催することになりましたが、6・15南側委員会は今後、8・15共同行事、そして10周年を迎える10・4宣言発表記念民族共同行事、祖国の平和と統一、南北関係発展のための全民族大会などを必ず成功させることで、民間交流の完全な再開と南北関係発展の転換的土台を作るために、最善の努力を尽くします。
「再び6・15時代」を作っていこうとする私たちの努力に、南北両当局の深い理解と協力があることを丁寧に訴えます。
2017年6月9日 6・15共同宣言実践南側委員会
2017年 6月 3日 / 統一運動
【統一ニュース 2017/6/1】
統一部が、6・15南側委員会が申請した北朝鮮住民接触申告を先月31日に受理し、南北海外民間代表団が共に参加する6・15民族共同行事成功の有無が関心事に浮上した。
6・15南側委員会は31日、直ちに6・15北側委員会にFAXを送り「開城で6・15共同行事を開催しよう」と提案した。開催される場合、2008年金剛山6・15共同行事以後9年ぶりだ。
6・15南側委員会は切迫した日程上、北側と対面接触は持たず、FAXを通した書信交換で6・15共同行事実務協議を進め、協議が終了しなければ、北側から招請状を受けて統一部に北朝鮮地域訪問申込書を提出する計画だ。
今後、政府の承認の有無がカギだ。統一部関係者は1日「一旦、接触を承認したことで、北朝鮮訪問はまだ申請が来ていない」とし、「申請が来れば関係機関と協議して、いろいろな状況を考慮して判断する」と原則的に答えた。
他の当局者も「国際社会の対北制裁枠組みを傷つけない範囲内で、民間交流の接触申請を受理するという立場」と再確認しながらも、「国際社会の対北制裁枠組みを傷つけないといって、全ての接触と北朝鮮訪問が許されるのではない」と語った。
接触は単純に意思伝達するという簡単な内容で、行事はもう少し複雑な行動なので、政府でいろいろな角度で検討しなければならないということ。総合的検討が必要というわけだ。
李スンファン6・15南側委員会共同代表は1日「一旦、私たちの意志よりは政府がどのように判断するかが重要だ。私たちとしては場所と規模は最大限伸縮性のあるように判断する」とし、「成功に重点を置き、成功できるならば、いろいろな条件を受け入れることができるという立場」と話した。
これとともに6・15民族共同行事が成し遂げられれば「祖国の平和と統一、南北関係発展のための全民族大会」共同実務委員会第3回会議も開く予定だ。
ファン・チョラ全民族大会南側準備委員会実務委員長は1日、「6・15共同行事が開催されれば、6・15南北海外共同委員長会議を通じて全民族大会の日時と場所を確定する予定」とし、「去る第2次共同実務委員会会議で、10・4記念行事とは別途だが、10・4を前後してピョンヤンで開催する案を協議した」と明らかにした。
2016年 11月 4日 / 統一運動
【統一ニュース 2016/11/4】
連席会議北側準備委員会は、来年3月1日に開催を目標に推進することにした「全民族的な統一大会合」の南・北・海外実務会議を、11月末中国・瀋陽で開こうと提案した。
連席会議北側準備委は3日、連席会議南側推進企画団と連席会議海外側準備委宛に送った提案書で「私たちは10・4宣言発表9周年を迎えて進行された討論会で決議した通り、全民族的な統一大会合を積極的に推進するためのより具体的な問題を協議するため、11月末中国・瀋陽で、北・南・海外実務会議を進めようということを提案する」と明らかにした。
会議の案件では「去る10・4討論会の時に南側で提起された名称・議題・往来経路などと関連した問題をはじめ全民族的な統一大会合の盛大な開催と関連した諸般問題に対して協議・確定と、この機会に北と南の階層別団体間で議論されてきた統一会合と関連した問題に対しても協議すれば良い」とした。
また「実務会議に北側準備委構成員と共に労働者・農民・青年学生・女性など階層別団体と朝鮮仏教徒連盟中央委員会メンバーが参加するので、南側と海外側でも該当団体構成員も共に参加してほしい」と要請した。
一方、6・15米国委員会事務局はこの日、6・15海外側委員会から伝達されたとし、統一ニュースに「南・北・海外青年学生団体共同決議文」を送ってきた。
6・15南側青学本部によれば先月23日、北側6・15青学分科委はFAXを通じて共同決議文北側草案を送ってきて、これに対し6・15南側青学本部は返信FAX送信のために去る1日、統一部に北朝鮮住民接触申告をしたが、統一部は直ちに受理を拒否の通知を出した。
共同決議文は1929年11月3日、光州学生運動を記念して制定された「学生の日」87周年を迎えて、6・15南側委青学本部、北側委青学分科委員会、海外側青学準備委員会の共同名義で発表した。
共同決議文は、▲日本の植民支配時代の犯罪に対する謝罪と賠償、▲日本の歴史わい曲と独島強奪企図、軍国主義復活と再侵略策動排撃、▲在日同胞に対する弾圧阻止などを促した。
また「近い時期に‘朝鮮青年統一大会合’を必ず開催」と「このために11月下旬、または合意する時期に南・北・海外青年学生代表の実務接触を進め、青年統一大会合を推進するための諸般実践的問題を協議していく」と明らかにした。
2016年 10月 11日 / 統一運動
今日、南・北・海外の各界各層代表は、南北関係の発展と平和繁栄に向けた民族の里程標である10・4宣言の発表9周年に際して、南・北・海外共同討論会を開催した。
討論会で南・北・海外の各界各層代表は、6・15共同宣言と10・4宣言などの南北共同宣言が朝鮮半島の平和と統一実現の原則と方途を明らかにし、6・15統一時代を成し遂げた民族統一の大章典であり歴史的里程標であることを確認した。
南と北、海外の代表は、朝鮮半島の軍事的緊張と戦争の危険が最悪の状態に至り、加えて各界の接触と交流さえ中断されて、南北関係が日ごとに悪化していることに対して、深い憂慮を示した。 また、南北共同宣言を尊重し誠実に履行することだけが、現在の南北関係の危機を打開し、平和と統一、共同繁栄の出路であると意見を同じくした。
討論会に参加した南・北・海外の各界各層代表は、戦争の危機を防ぎ、朝鮮半島における恒久的な平和の実現と民族和解と団合、そして全民族の宿願である祖国統一の達成のために次のように決議する。
1.6・15共同宣言と10・4宣言を守り履行するための活動を積極的に繰り広げる。
最悪の対決局面に至っている現在の南北関係の危機を克服する第一歩は、なにより南北の大切な合意である南北共同宣言を尊重し履行することから始めなければならない。われわれは南北共同宣言を否定しその履行に障害をつくり出すすべての行為に断固反対し、金剛山観光と開城工団など南北共同宣言が開いた6・15時代の大切な結実を、本来の姿に復元するための活動を積極的に展開していくだろう。
2.南北共同宣言が提示した民族自主と大団結精神を堅持する。
「国の統一問題をわが民族同士、力を合わせて自主的に解決していこう」が南北共同宣言の基本精神である。われわれは共同宣言が提示した民族自主の精神を統一問題解決の第一原則としてしっかり守っていくだろう。また、われわれは南と北、海外のどこにおいても思想と理念、政見の差異を超越し、全民族の大団結を実現するために努力するだろう。
3.朝鮮半島における戦争の危機を終わらせ恒久的な平和を定着させるために全力を尽くす。
平和なくして統一なく、平和なくして民族の未来もない。われわれは戦争に反対し、朝鮮半島の平和と安全を守るための平和運動を積極的に繰り広げるだろう。朝鮮半島における戦争の危機を高める各種の軍事訓練および無分別な軍備開発・競争など、すべての形態の軍事的脅威に断固として相対し闘うだろう。
4.南と北、海外の各界各層の交流と連帯を活性化し民族の和解と団合の雰囲気をさらに高める。
南と北、海外の各政党、団体、人士の間の多様な交流と連帯は、統一運動を活性化する原動力である。われわれは労働者、農民、青年学生、女性、宗教など各界各層の連帯をさらに固め、多様な共同行事と統一会合を積極推進し、民族の和解と団合のために先頭に立つだろう。また、われわれはどのような障害があっても、各界の接触と交流を復元し、全民族的統一会合としての連席会議を必ず実現し、南北関係の改善と祖国の平和、自主統一の転換的局面を開いていくだろう。
われわれは南と北、海外のすべての政党と団体および各界人士が南北共同宣言の精神を守り、その実践において心と意志をひとつにして力を合わせ、一日も早く南北関係を改善し「第2の6・15時代」をきり開いていくことを熱く訴える。
2016年10月6日 中国・瀋陽