2018年 12月 12日 / 南北関係
【聯合ニュース 2018/12/12】
南北は12日、撤収及び破壊作業を終えた非武装地帯(DMZ)内GP(監視所)に対する相互検証に着手した。
国防部によれば南北双方11組、合計154人で構成された現場検証班は、南北示範撤収GPを連結する小道を通じて移動した。北側は検証班が互いに接する地点に横3m、縦2mの黄色の旗を設置し、双方はそこで合流してGPに移動することにした。
この日午前9時に南側が北側GP撤収現場を、午後には北側が南側GP撤収現場をそれぞれ訪問して検証する。
国防部は「わが軍は今朝、去る10余日間で作り上げた11の臨時通路を利用して、軍事境界線(MDL)に移動を始めた。我が方検証班は午前9時に軍事境界線上の相互連結地点で北側案内要員と会い、北側GPに移動した」と明らかにした。
南北が1953年7月に停戦協定を締結以後、非武装地帯内に設置されたGPを相互訪問して検証するのは今回が初めてだ。
相互検証作業は、GP施設が復旧することができないほど完全に破壊されたのか、軍事施設に転用することができないように不能化されたかに重点を置いてなされる。地下施設に構築された北側GPの地下空間に対する検証も実施される。
2018年 11月 29日 / 統一運動
【民プラス 2018/11/29】
ソウル地域146団体で構成される「ソウル南北首脳会談歓迎!ソウル市民歓迎委員会」が29日、ソウル市庁前で発足を宣言した。
金サンヨル ソウル歓迎委共同常任委員長が団体を代表し「ピョンヤン市民が文在寅大統領の演説を聞いて歓呼した姿のように、それ以上の熱気で首脳会談を歓迎する波が、ソウルに起こらなければならない。ソウル市民歓迎委員会が大きいことをやり遂げられるよう」共に進もう」と決意を明らかにした。
歓迎委員会は宣言文でソウル市民に「ソウルの各地に統一旗が波打つようにし、第4回南北首脳会談が発表される日には、光化門広場に集まろう。そして南北首脳会談が進行される日には、街頭で歓迎の人波ができるようにしよう」と提案した。
ソウル歓迎委は南北首脳会談発表前まで▲各区別・部門別歓迎委準備及び構成▲10万ソウル市民歓迎団募集事業▲ソウル地域各地に統一旗の掲揚などを行う予定。
2018年 11月 22日 / 統一運動
【民プラス 2018/11/22】
ソウル市ノウォン区で、ソウル南北首脳会談と金正恩国務委員長のソウル訪問を歓迎する市民歓迎団が発足した。ソウル市内25の自治区の中で初めてだ。
ノウォン市民歓迎団は21日、記者会見を開き発足を宣言して、市民歓迎団活動計画を発表した。
参加者はノウォン市民歓迎団について「9月ピョンヤン首脳会談で南北が合意した、ソウル首脳会談と金正恩国務委員長ソウル訪問を、ノウォン市民らと共に歓迎するために作ったソウル市民歓迎団所属の自発的な集い」とし、この1週間で250人余りが歓迎団への参加申込みがあったと伝えた。
これらは歓迎団発足宣言文で「一生に一度、故郷に帰りたいと思う離散家族の痛みから、平和で統一された国で人生を生きていきたい私たちの子どもたちまで、皆が一つの心でソウル首脳会談の成功を祈っている。平和と統一を望む数多くのノウォン市民が市民歓迎団を作り、首脳会談を歓迎する荒々しい波を作り、歴史的な首脳会談成功の瞬間を熱く歓迎するだろう」と明らかにした。
ノウォン市民歓迎団は、ノウォン区民らと共に継続的に歓迎事業を作る予定だ。ソウル首脳会談が成し遂げるまでノウォン通りの各所と住民たちが仕事をする現場、各団体を訪問して「ノウォン市民歓迎団」の加入を訴えて歓迎メッセージを書いてもらう。ノウォン区内の街頭に統一旗を掲揚する。各自の自宅前に統一旗のステッカー貼るなど住民たちが日常に歓迎の心を表現する活動を進める。青年・青少年は「100人歓迎パフォーマンス」を準備する計画だ。
ノウォン市民歓迎団はまた来月2日、ノウォン区民会館で「ノウォン平和統一のど自慢」を開き、「平和統一を望むノウォン住民たちと共に、統一を願う席を作る」と付け加えた。
2018年 7月 19日 / 国内
【民衆の声 2018/7/19】
セウォル号惨事に国家責任があるので、国家が惨事犠牲者遺族に慰謝料を支給しなければならないという裁判所判決が下された。
ソウル中央地方法院は19日、チョン・ミョンソン4・16セウォル号家族協議会運営委員長など遺族たちが国家と清海鎮海運を相手に出した損害賠償訴訟で、犠牲者1人あたり慰謝料2億ウォン(約2千万円)を支給するよう判決を下すとともに、両親には各4千万(約400万円)ウォンずつ慰謝料を、犠牲者の兄弟姉妹、祖父母などにも各500万ウォン(約50万円)~2千万ウォン(約200万円)の慰謝料を支給しろと判決した。
裁判所は「国家と清海鎮海運の過失で、今回の惨事が発生したので損害賠償責任を認めなければならない」と説明した。
裁判所は「犠牲者は具体的な状況を知らないまま船内で救助を待って死亡に達した。セウォル号が転覆し始めた時から完全に転覆する時まで、とても長い時間恐怖感に苦しめられ、深刻な苦痛を感じたものと見られる」と判決に及ぼした要因を説明した。
遺族たちと関連しても「セウォル号惨事で途方もない精神的衝撃を受け、現在もストレスという継続的な苦痛を受けている」という点を考慮した。
あわせて「約4年以上経過した現在までも、沈没原因に対する責任所在、賠償と関連した紛争が続く点、セウォル号惨事が社会に及ぼした影響が重大で、再びこのような惨事が発生しないよう予防する必要が大きいという点なども考慮した」と説明した。
2018年 4月 18日 / その他
【聯合ニュース 2018/4/18】
ポンペオ米国務長官内定者が、トランプ大統領の特使資格で去る週末(3月31日~4月1日)極秘裏に北朝鮮を訪問、金正恩北朝鮮国務委員長と会ったとワシントンポストとロイター通信が17日報道した。
これは5月~6月、初め朝米首脳会談を控えて朝米間最高位級接触が成されたことで、朝米首脳会談準備が急流に乗る兆しだ。特に最大議題に該当する非核化問題と終戦宣言問題などを深々と調整したと見られ、大きく注目される。
WPは2名の関係者の話を引用して、中央情報局(CIA)局長であるポンペオが先月末、国務長官に指名された後、トランプ大統領特使資格で極秘裏に北朝鮮を訪問、金委員長と面談したと報道した。
WPは、トランプ大統領が最も信頼する「腹心」の米国側特使と「不良国家」独裁指導者間の極めて異例的出会いは朝米首脳会談を控えて、トランプ大統領と金委員長間で北朝鮮の非核化プログラムに関する直接対話のための基礎を積むための努力の一環だったと解説した。
また今回の朝米間接触は、クリントン政権時期である2000年のオルブライト当時国務長官が金正日当時北朝鮮国防委員長に会って以来、最も最高位級だとWPは伝えた。
ポンペオ内定者は、CIA専門担当チームを陣頭指揮して朝米情報当局間水面下チャネルを稼動、朝米首脳会談のための水底調整作業を主導してきた。特に、北朝鮮当局が朝米首脳会談で非核化問題に対して議論する意向があるという立場を米国に直接伝達したと米行政府が去る8日明らかにしたことがあるが、これはポンペオ内定者が北朝鮮を訪問して1週間が経過した時点だったとWPは報道した。
先立ってトランプ大統領は17日、フロリダ州の個人別荘で安倍日本総理との首脳会談場で記者たちに「最高位級で北朝鮮と直接対話をした」と言及、朝米間接触主体が誰なのかについて関心が集中した。
トランプ大統領は具体的な日時と場所などは明らかにしないまま「私たちは北朝鮮と非常に高い、極度に高い水準の直接対話をした」とだけ明らかにした。
これに対してロイター通信は「トランプ大統領が、直接金正恩委員長と対話をしてきた」と報道、接触主体についてしばらく混線があったが、ホワイトハウス報道官は「大統領は最高位級次元で対話がなされたと話したことであり、直接自身が一緒にいたのではないと明らかにした」と説明した。
トランプ大統領はまた、南北間従来協定締結議論も支持するという意を公開的に明らかにした。トランプ大統領は「彼ら(韓国・北朝鮮)は従来の問題を議論しており、私はこの議論を祝福する。この議論を本当に祝福する」と話した。
これは27日開かれる南北首脳会談の議題で、従来協定締結問題が議論されているという事実を米国側が公式確認したことで、これに対し支持意志を表明したと解釈される。