2018年 2月 11日 / 南北関係
【統一ニュース 2018/2/10】
2018平昌冬季オリンピックが開幕した中、今回の平昌オリンピックを輝かせるもう一つの特別な行事が10日、江陵ファン・ヨンジョ記念体育館で開催された。
女子アイスホッケー南北統一チームの試合が行われる10日夕方9時10分から、江陵市ファン・ヨンジョ記念体育館で、2018平昌オリンピック南北共同応援団が大型スクリーンを設置して共同応援を行った。
先立ってこの日午後4時からは、南北共同応援と民族和合ハンマダン」を開催して、全国から集まった6・15南側委員会共同応援団と100人余りの在日朝鮮人総連合会応援団をはじめ6・15海外側委員会共同応援団まで2500人余りの国内外同胞が席を一緒にして、南北共同応援団を発足させた。
午後9時10分試合中継が始まった後、さほど経過せず今回の大会で初めて韓国に金メダル選手の男子ショートトラック1500メートル決勝中継の関係で途中中継が中断したが、体育館の中は「私たちは一つだ」の応援熱気でいっぱいだった。
文在寅大統領とスイス大統領、IOC位員長、そして金永南北朝鮮最高人民会議常任委員長と金与正党第1部部長をはじめ北側高位級代表団が試合を観戦している中、点差が6-0まで広がったが、南北共同応援団は勝敗はすでに後まわしだった。
この日、イ・チャンボク6・15南側委員会常任代表議長は「今日、南北海外が共にする共同応援は民族の和解のために熱い血縁の心を抱き、韓半島の平和と統一を確かめる席になる。当局は当局のとおり、民間は民間のとおり、民族の団結のために役割をしていこう」と南北共同応援の意味を語った。
6・15海外側委員会副委員長であるシン・ピリョン米国委員会代表委員長は、海外同胞応援団を代表した挨拶で「昨日、開幕式で南北の選手たちが高い階段を一歩一歩今後上がる姿を見て、胸が張り裂けそうだった。私たち民族同士の精神により、民族共同の利益を大切にする6・15宣言、10・4宣言の力を熱く信じることになった」と明らかにした。
在日朝青たちは映像で「皆同じく力を合わせ、統一朝鮮の力を振り切ろう」というメッセージを伝え、在日韓青・学生協の代表は舞台に上がって「今回の統一チーム共同応援が同じ民族として生きていく力を集中している。私たち民族の新しい時代が開かれると確信する」と抱負を明らかにした。
この日、南北共同応援団は、今回の平昌オリンピックが名実ともに平和、統一オリンピックになるよう北側選手を熱く歓迎するという内容の宣言文を共に朗読した。
これらは宣言文で「私たちはオリンピックを契機に、新年から始まった南北和解・協力が継続的に進むよう、今後実践と行動を惜しまない。南北和解と協力を遮る諸般動きに対して、平和と統一を念願する各界各層と民族の力でこれを解決していく」と明らかにした。
2018年 2月 1日 / 統一運動
【統一ニュース 2018/1/31】
「6・15南側委員会は大切な機会をよく活かして、平昌オリンピックを平和オリンピック、統一オリンピックとして実現し、進んで韓半島の平和と南北関係改善の強固な踏み石へと発展させていくだろう」。
6・15南側委員会は30日、ソウル市内にある韓国労総大会議室で「2018年定期共同代表会議(総会)を開催して今年の事業計画を確定し、このような決議文を採択した。
南側委員会は決議文を通じて「平昌オリンピックに参加する北側同胞を熱く歓迎して、南北共同応援団活動をはじめ最善の努力をつくす」と明らかにした。
また「今年、各階層別の出会いをはじめ南と北・海外、各界各層が一つに集まる民族共同行事と全民族大会など統一大会合を必ず実現していく」とした。
6・15南側委員会は「平昌平和オリンピックの成果を継続させるために、各界と共に軍事演習をはじめ敵対政策中止と平和交渉の開始を促していく。地域及び部門本部・各団体の活動を一層活性化して各界各層の参加のもと、6・15南側委員会をより拡大・強化してキャンドル革命時代、各界が主人になる全民族的統一運動を力強く押し進める」ことを課題として提出した。
6・15南側委員会は31日、報道資料を通じて「主権実現‐平和実現‐南北和解実現を基本基調として継続的な行動、市民参加型事業を全国的に推進することにした」として、▲平昌‐平和オリンピック実現と南北共同応援、▲各界交流活性化及び民族共同行事推進、▲韓半島平和体制構築に向けた世論形成、▲地域別、村別平和統一ハンマダンの拡大、▲6・15南側委員会強化などを2018年事業として確定したと伝えた。
2018年 1月 31日 / 南北関係
【聯合ニュース 2018/1/31】
韓国、北朝鮮のスキー選手たちが、北朝鮮の馬息嶺スキー場で31日から1泊2日間共同練習を進める。
ペク・テヒョン統一部報道官はこの日、定例会見で「今日、統一部イ・ジュテ局長を団長にする私たちの代表団45人が、北側馬息嶺スキー場南北スキー選手共同練習参加のために北朝鮮を訪問する」と明らかにした。
代表団を乗せたアシアナ航空チャーター機は午前10時40分頃出発して、元山カルマ空港へ向かった。今後、陸路を通じて馬息嶺スキー場に移動する予定だ。
代表団は、共同練習に参加するクロスカントリースキー選手12人をはじめ選手団31人と支援メンバー、共同取材団などで構成された。
南北スキー選手たちは初日、自由にスキーをした後、翌日共同練習と親善競技などを進める予定だ。韓国の選手たちはオリンピックに出場する国家代表ではないが、北側では平昌オリンピックに参加する選手たちも練習に参加する。
ペク報道官は「(帰還時)北側選手団が同乗して訪韓する予定で、北朝鮮選手団はアルペンスキー、クロスカントリーなどの選手と役員で構成されると理解している」と話した。
チャーター機を利用した北朝鮮訪問は、米国との協議によってこの日早朝最終的に確定した。ペク報道官は「航空機運航と関連して、航空会社との実務協議などの内部的調整を行う側面があった。その次に米国と対北制裁と関連して論議が発生しないよう調整する部分もあった」と話した。
彼は「(制裁と関連して)米国の憂慮もあったし、航空会社の憂慮もあった。今、そのような憂慮と問題がないよう準備ができたし、協議が完了した状況」と明らかにした。あわせて「今回の飛行機に限り、制裁に抵触しないよう協議になったことと理解すれば良い」と語った。
2018年 1月 16日 / 国内
【聯合ニュース 2018/1/16】
平昌冬季オリンピック開幕を控えて、北朝鮮のオリンピック参加を議論するための会談が続いている。
南北は高位級会談(9日)と芸術団派遣のための実務接触(15日)に続き、17日には板門店で次官級「平昌実務会談」を開く。
わずか10日もならない期間に開く3回目の南北会談で、南北はここで議論された結果に基づき20日、スイスで国際オリンピック委員会(IOC)と会って北朝鮮の平昌オリンピック参加に対する協議を終えるという計画だ。
あわせて早ければ今月末には南北軍事当局会談が開催される。ここでは平昌オリンピックに参加する北朝鮮代表団の安全な陸路通行を保障するための軍当局間議論が進められる可能性が大きい。
このように進むならば、高位級会談で2年1ヶ月の断絶状態を清算した南北が、軍事当局会談まで1ヶ月もみたない期間に合計5回の会談を相次いで開催するわけだ。
まず17日、板門店南側平和の家で開かれる南北次官級実務会談では、北朝鮮の平昌オリンピック参加と関連した南北間議論が終えられると予想される。
北朝鮮訪問団の訪問経路・滞在費負担・開幕式合同入場の有無、女子アイスホッケー統一チーム構成など、芸術団派遣を除いた全てのイシューが議論されると予想される。
特に北朝鮮が派遣する高位級代表団と選手団・応援団・芸術団・テコンドー模範競技団など400~500人規模の訪問団が、どんな経路で入ってくるのか関心だ。わが政府は象徴性を考慮して陸路訪問を希望すると伝えられた。
南北が実務会談で先に議論して、IOCと最終協議しなければならないイシューも多い。
開幕式合同入場・統一チーム構成・朝鮮半島の旗使用の有無、北朝鮮選手団規模及び名称などは南北実務会談調整を経て20日、IOCとの議論で最終確定するものと見られる。
これと関連して、ト・ジョンファン文化体育観光部長官は、前日国会に出席して「現在、議論が進行中だが、開幕式の合同入場が合意すれば、韓半島の旗を持つことになる」と話した。
北朝鮮訪問団の滞在費負担も決めなければならない。選手団滞在費はIOCが、残りの訪問団の滞在費は韓国側が負担する方向で議論が進められる可能性が大きい。
北朝鮮の平昌オリンピック参加団の規模などが具体的に決まった後、軍事当局会談が続く展望だ。高位級会談で開催が合意した軍事当局会談は、北朝鮮の平昌冬季オリンピック参加支援にひとまず焦点が合わされると予想される。
国防部当局者は去る12日「北朝鮮のオリンピック参加規模、(南に来る)通行所要などがまだ決まらなかった。形が整えば、それに伴い後続措置をするだろう」と話した。このような説明は事実上、北側代表団の陸路訪問を念頭に置いたと解釈される。南北間軍事境界線を越えて、陸路で行き来するには軍当局の協力が必要なためだ。
2018年 1月 11日 / 統一運動
【民衆の声 2018/1/11】
北側が平昌冬季オリンピックに高位級代表団をはじめ芸術団・応援団など、大規模代表団を派遣する中、南側でも北側応援団と共にする大規模共同応援団が組まれる予定だ。
6・15南側委員会は11日、新年記者会見を開き「平昌オリンピックが名実共に平和オリンピックとして、統一オリンピックとして盛大に実現されるよう多方面の努力を傾ける」と明らかにした。
南側委は記者会見文を通じ「南と北は数年間の断絶を終わらせ初の会談で、南北の和解・協力、韓半島の平和を熱望する全ての同胞、全世界に向けて大きい成果を見せた」と去る9日の南北閣僚級会談を評価し「この合意を忠実に実践しながら、南北和解・協力の大きな出口を開き、新しい転換を作らなければならない」とした。
南側委は「今回、北側の代表団・選手団と共に応援団・参加団など大規模訪問団が訪ねてくるだけに、全ての地域・各界各層の参加のもと、そのどの時より節度ある南北共同応援団を構成する」と明らかにした。
あわせて「各種歓迎と応援事業を通じオリンピック全期間中、北側訪問団を熱い同胞愛で迎える。全国各地、特にオリンピックが開かれる平昌地域に歓迎の垂れ幕と統一旗を大々的に掲示して、韓半島全域が和解と平和の波で覆いかぶさるようにする」と話した。
南側委は今回の南北共同応援団構成のために、政府当局及び北側と共同応援団の具体的な規模と運営などについて協議する計画だ。また地域別・団体別でも応援団を構成するための議論を進行中だ。
南側委はまた「各界の交流・協力が活性化してこそ、相互信頼と平和に向けた踏み石という点で、南側委は南・北・海外委員長会議をはじめ労働者・農民・青年学生・女性・学術言論など各界各層の交流を推進していく」と明らかにした。
また「10余年間、共にできなかった6・15行事、8・15民族共同行事をはじめ各界の対面を必ず成功していく」と付け加えた。
これと関連して南側委は先週、北側委に今月中旬に南・北・海外委員長団会議を開こうと提案したと明らかにした。まだ北側委から返信はないが、南側委は来週中には北側の返信が来ると期待している。
南側委は政府当局及び北側との協議を通じ平昌地域だけでなく、全国各地でも北側芸術団・テコンドー模範競技団と共同行事を推進する計画だ。