2016年 10月 20日 / 運動圏
民主労総釜山本部など釜山地域36団体で構成される「民衆総決起釜山準備委員会」は19日、釜山市内で「行こう!民衆総決起」というテーマで「2016釜山民衆大会」を開催した。
去る9月、準備委発足式を持って「与少野大国会でも民心を冷遇し、反民主・反民生・反平和へと暴走をしている朴槿恵政府に対抗して、大規模集会を開く」と予告していた。
11月に開かれる民衆総決起の事前地域集会性格であるこの日の集会には、1200人余名の釜山市民が参加した。 参加者は「白ナムギ農民国家暴力、朴槿恵政権退陣しろ」など政府に対して強力な批判を吐き出した。
また、労働界の相次ぐストに対する支持という意味で「労働改悪-成果退出制完全廃棄! ゼネスト闘争勝利!」と書かれたプラカードも目立った。この他に▲セウォル号特調委延長、▲原発新古里5・6号機建設白紙化、▲最低賃金1万ウォン実現、▲韓半島へのサード及び生物化学実験室設置反対など各種要求案を前に出した。
大会では決議文が発表され「全国津々浦々、どん底に陥った国民の号泣の声の終わりを知らせなければならない。皆が集まる民衆総決起で殺人政権、腐敗政権、朴槿恵政権を退陣させよう」と訴えた。
2016年 10月 11日 / 統一運動
今日、南・北・海外の各界各層代表は、南北関係の発展と平和繁栄に向けた民族の里程標である10・4宣言の発表9周年に際して、南・北・海外共同討論会を開催した。
討論会で南・北・海外の各界各層代表は、6・15共同宣言と10・4宣言などの南北共同宣言が朝鮮半島の平和と統一実現の原則と方途を明らかにし、6・15統一時代を成し遂げた民族統一の大章典であり歴史的里程標であることを確認した。
南と北、海外の代表は、朝鮮半島の軍事的緊張と戦争の危険が最悪の状態に至り、加えて各界の接触と交流さえ中断されて、南北関係が日ごとに悪化していることに対して、深い憂慮を示した。 また、南北共同宣言を尊重し誠実に履行することだけが、現在の南北関係の危機を打開し、平和と統一、共同繁栄の出路であると意見を同じくした。
討論会に参加した南・北・海外の各界各層代表は、戦争の危機を防ぎ、朝鮮半島における恒久的な平和の実現と民族和解と団合、そして全民族の宿願である祖国統一の達成のために次のように決議する。
1.6・15共同宣言と10・4宣言を守り履行するための活動を積極的に繰り広げる。
最悪の対決局面に至っている現在の南北関係の危機を克服する第一歩は、なにより南北の大切な合意である南北共同宣言を尊重し履行することから始めなければならない。われわれは南北共同宣言を否定しその履行に障害をつくり出すすべての行為に断固反対し、金剛山観光と開城工団など南北共同宣言が開いた6・15時代の大切な結実を、本来の姿に復元するための活動を積極的に展開していくだろう。
2.南北共同宣言が提示した民族自主と大団結精神を堅持する。
「国の統一問題をわが民族同士、力を合わせて自主的に解決していこう」が南北共同宣言の基本精神である。われわれは共同宣言が提示した民族自主の精神を統一問題解決の第一原則としてしっかり守っていくだろう。また、われわれは南と北、海外のどこにおいても思想と理念、政見の差異を超越し、全民族の大団結を実現するために努力するだろう。
3.朝鮮半島における戦争の危機を終わらせ恒久的な平和を定着させるために全力を尽くす。
平和なくして統一なく、平和なくして民族の未来もない。われわれは戦争に反対し、朝鮮半島の平和と安全を守るための平和運動を積極的に繰り広げるだろう。朝鮮半島における戦争の危機を高める各種の軍事訓練および無分別な軍備開発・競争など、すべての形態の軍事的脅威に断固として相対し闘うだろう。
4.南と北、海外の各界各層の交流と連帯を活性化し民族の和解と団合の雰囲気をさらに高める。
南と北、海外の各政党、団体、人士の間の多様な交流と連帯は、統一運動を活性化する原動力である。われわれは労働者、農民、青年学生、女性、宗教など各界各層の連帯をさらに固め、多様な共同行事と統一会合を積極推進し、民族の和解と団合のために先頭に立つだろう。また、われわれはどのような障害があっても、各界の接触と交流を復元し、全民族的統一会合としての連席会議を必ず実現し、南北関係の改善と祖国の平和、自主統一の転換的局面を開いていくだろう。
われわれは南と北、海外のすべての政党と団体および各界人士が南北共同宣言の精神を守り、その実践において心と意志をひとつにして力を合わせ、一日も早く南北関係を改善し「第2の6・15時代」をきり開いていくことを熱く訴える。
2016年10月6日 中国・瀋陽