2022年 1月 10日 / 未分類
【統一ニュース 2022/1/9】
文在寅大統領夫婦が9日、同日に亡くなったイ・ハニョル烈士のオモニ、ペ・ウンシム女史の葬儀場を訪問した。
1987年6月9日、延世大校門前で警察が撃った催涙弾によって生死の境をさまよい、その年7月5日亡くなった息子(イ・ハニョル烈士)の意を継承して「民主主義・人権を守るとして熾烈に生きた故人の永眠を祈る」と遺族を慰めた。
1987年、延世大総学生会長として、その年7月9日に行われた葬儀でイ・ハニョル烈士の霊前写真をもったウ・サンホ議員は「ペ・ウンシム オモニが今日美しく永眠した。息子、イ・ハニョル烈士に会いに出られた。息子さんと遭遇して、懐法も解いて、ずっと安息を享受されることを祈る」と明らかにした。
2021年 12月 27日 / 未分類
【自主時報 2021/12/27】
在日韓国民主統一連合(韓統連)が26日、日本・名古屋市で「2022年大統領選挙 積弊清算貫徹!国家保安法廃止!平和統一促進!韓統連全国代表者決意集会」を開催した。
宋世一韓統連委員長は「私たちの目標は自主・民主・統一の実現だ。今回の大統領選挙で私たちが目標にする自主的民主政権の樹立を展望し、今、どのような政権を誕生させなければならないかを考えなければならない。保守政権に回帰せず、これまでの民主化・統一運動の流れで新しい政権を誕生させなければならない。在外同胞が勝ち取った参政権を行使して、来年3月大統領選挙で私たちが念願する政権を誕生させよう」と訴えた。
続いて韓統連の地方本部、会員団体の決意表明が行われた。
韓成祐韓青中央本部委員長は朴槿恵の赦免に対し、キャンドル革命に対する背信だと規定した。あわせて「積弊勢力を一掃して、国家保安法を廃止するために国内の青年たちと強く連帯しなければならない」と主張した。
尹康彦韓統連広島本部副代表委員は、今回の大統領選挙に対して、祖国の未来を展望するのに重要な選挙だと強調した。また「大統領選挙で民主改革を進行できる政権を誕生させなければならない。分断で利益を得る構造を変革させ、祖国統一を実現するために闘いぬこう」と訴えた。
韓統連は決議文で▲積弊清算貫徹、キャンドル革命の民意に応じる政権の誕生▲国家保安法の廃止、韓統連に対する反国家団体規定解除▲南北合意履行による平和統一の実現などを明らかにした。
2021年 12月 23日 / 未分類
【民衆の声 2021/12/24】
良心囚 李石基元統合進歩党議員が24日、仮釈放された。拘束されて8年3ヶ月ぶりだ。
李元議員はこの日午前10時、大田刑務所を出て門の前で待っていた支持者に会った。
李元議員は「この門の中と空気が違う。あの門の中で9度の冬を送った。会いたかった」と挨拶した。
彼は「少なくない期間なのに変わりのない愛、そして支持・信頼のおかげで、このように皆さんに会うことができた。その心に対して、どのような話も代ることはできない。ただ感謝します」と支持者に感謝の気持ちを表わした。
李元議員は「朴槿恵前大統領と韓明淑前国務総理の赦免が決定されたことに対してどう思うか」という質問に「果たして正義という単語が存在するのか。そのような気がする」と答えた。
2021年 12月 12日 / 未分類
【自主時報 2021/12/11】
「不平等体制の清算と自主平等社会建設という絶対多数の民衆の要求を持って、民衆と共に私たちは闘いぬくだろう」。
11日、ソウルをはじめ全国11都市で開かれた「これ以上耐えられない!不平等を耕し返そう! 2021地域別民衆大会」参加者が、このように宣言した。地域別民衆大会は全国民衆行動(準)の地域組織が主催した。
民衆大会参加者は「労働者・農民・貧民・民衆は怒る。朴槿恵弾劾とともに清算したかった積弊は復活し、逆に社会経済的不平等はより一層激しくなり、民衆の人生はより一層苦痛になった。韓半島の平和の約束は文在寅政権の政治的ショーにすぎなかった」と主張した。
また「労働者・農民・貧民・女性・青年など、この土地の主権者である民衆が闘争に出よう」と訴え、「民衆が主人になる進歩政治の大団結のために、大きい歩みを踏み出すだろう」と強調した。
地域別民衆大会に続き2022年1月15日、民衆総決起がソウルで進行される。全国民衆行動(準)は民衆総決起の成果をもとに本組織結成を宣言して、大統領選挙闘争に入る計画だ。
2021年 12月 8日 / 未分類
記者:キム・グァンス政治学博士
民プラス:12月8日
●映画「私はチョソンサラムです」試写会に行き
私は文化芸術に関する理解はとんと疎い。にも関わらず意味のある映画や演劇などは必ず観覧しようとする。なぜなら文章で得られないインスピレーションのようなものを、常に私に与えてくれるからだ。
12月9日から上映される「私はチョソンサラムです」という映画を、共同体映画上映形式で6日に観覧した。チケットは知人の助けを借りて購入し、上映館に到着すると100人ほどの客がいた。知っている人もいたので短い挨拶を交わし、静かに映画を見始めた。
結論として私はこの映画を見ている間、終始かれら…在日チョソンサラムに「申し訳なさ」と私自身に向かう「居心地の悪さ」を感じていた。
「申し訳なさ」とは、私自身、自主統一運動ひとすじで実践活動を熱心にやってきたと自負してきたが、かれら…在日チョソンサラムの差別的な生活と統一に対する熱望を観念的に理解していたと私自身が認識していたことに気付いたためだ。かれらにとって統一とはスローガンでも「抵抗」でもない、人生と運命そのものだったということだ。
「居心地の悪さ」とは、そのようなかれらの人生を知っていながらも目をつむろうとした私の「黒い羊効果(※)」のためだった。知っていれば同意しなければならず、同意すれば行動しなければならないため、むしろ「目をつむる」ことで正当化した卑怯な自分自身を見つけてしまったからだ。
※黒い羊効果…自分の属する集団に対する優越評価と、集団の中の異端者を自分の属さない他の集団よりも低く評価 し排除しようとする心理。
上映を通じて広く知られるであろう、在日チョソンサラムたちの言葉にできない差別について分かち合い、共にできる方法が過去の「キャンドル」ではなく現在の「野火」として立ち上がれば、という小さな願いを込めて観覧を終えた。
●映画に対する所感
映画は90余分にわたって日本社会での在日チョソンサラムの差別的な体験・境遇を扱う。だが、その先に祖国統一へ向けられた格別の願望と祖国愛が込められた「栄光の」人生があり、それを越えた「幸福」がある。
個人的な人生なら決してそうしなかっただろう。個人と社会、国家と民族、分断と統一、そういったもので覆われた社会的ネットワークの中で、自分たちの人生を「今日の個人」ではなく「明日の集団」として見てきた。そして集団の中で自分たちの幸福と理想、志向性を見つけて来たからこそ、かれらは過酷な差別と嫌悪、祖国の裏切りにさえ耐えてきたのだろう。分断と国家保安法、統一すらもかれらにはそのように近づいてきた。
ここまでがかれらの人生に対する共感であれば、次は大韓民国に向けた「怒り」である。
次のセリフにすべてが込められている。38度線以南の大韓民国が故郷の主人公、在日同胞金昌五先生は作中で「私が祖国(大韓民国)を愛すれば愛するほど、(国家保安法のため)祖国が離れていく」と語った。
何がかれらをそうさせたのか?治安維持法と国家保安法は一卵性双生児だ。祖国留学を通じて「忘れていた」自分のアイデンティティを見つけようとしたが、むしろ大韓民国という祖国は「留学生スパイ捏造事件」を通じて自分たちを部外者に仕立て上げ、生きる権利さえ徹底的に奪った。ある判事の判決文だ。「大韓民国は反共を国是とする国家だ。したがって、被告康宗憲のような朝鮮のスパイは生存を許すことができない。 (康宗憲先生の回顧の中で)
結果、そのように捨てられた彼らの人生は「チョウセンジン」と馬鹿にした日本には差別を正当化する言質を作り出した。いかに残酷なことを大韓民国はしてきたのか。
私は以下のように結論づける。在外同胞及び在日チョソンサラムたちの差別は、日本を責める前に祖国の息子・娘たちを受け入れられなかった歴代大韓民国すべての政府にある。これからはその過ちを100回でも繰り返し認めて反省し、かれらが堂々と民族的生活を営むため大韓民国政府は数百倍の努力を惜しまず、問題解決のために日本との直談判に訴えなければならない。
そこまでしなければいけない十分な根拠と責務もある。「南と北は国際舞台で民族の利益と海外同胞の権利・利益のための協力を強化していくことにした」(10・4南北共同宣言第8項)それにも関わらずもたもたと時間ばかり無駄にしている大韓民国政府に向けては、市民社会が団結し、国民的な同意と大衆的な怒りを基に批判・牽引し、すでに政治争点化している「チョソンサラム差別問題」を全朝鮮民族の力量で突破する知恵を導き出さねばならない。
10・4南北共同宣言合意文を復活させることがその近道である。南北合意文履行闘争(国会批准闘争を含む)を組織化して政府を最大限圧迫し、国会批准できるようしなければならない。この映画はまさにその呼び水だ。過去のジェノサイド(虐殺)とディアスポラ(離民)、それらの真ん中に存在する今日の日本ジェノサイドを克服する道だ。